フォークリフトオペレーターの仕事は、工場や倉庫、現場など様々な場所で、レバーを操作して重い荷物を掴み、釣り上げて所定の位置にすばやく運び込むというシンプルな内容です。
リフトの種類は立って操作するタイプと、座って操作するタイプの2種類に分かれます。
立って動かすものは「リーチフォークリフト」といい、狭い場所での作業のために使われる小回りの効いたタイプになります。
座って動かすリフトにはさまざまな種類があります。
最も流通しているカウンターバランスフォークリフトは後ろに重りがついており、荷物を釣り上げた時に転倒しないように配慮がなされています。パイプや長い木材を扱う場合は、長さのある車体が特徴的なサイドフォークリフト、倉庫内での荷物の出し入れにはオーダーピッキングトラックという、運転台が荷物と一緒に動くタイプのリフトが使われます。
釣り上げる荷物の重さも様々で、比較的軽くて小さな荷物から、船に積み上げる20~30キロ程度の重さがある輸送用コンテナなどの大きなものまであります。働く場所も倉庫と言っても食品保管用の冷蔵庫内で働く場合もあったり、すばやく屋外であったりします。
安全で丁寧な仕事ができる
フォークリフトでは、重い荷物を運び、時には高いところの荷物を取り扱う場合もあります。そのため、安全で丁寧な仕事は欠かせません。工場や倉庫ではたくさんの人が働いています。自動車の運転と同じく、まわりの人に配慮した運転を心掛けましょう。どんな仕事でも、慣れた作業であれば、気を抜いてしまうこともあります。そのような場合でも、集中力を切らさずに仕事ができる人は、この仕事に向いているといえます。
長時間の運転も楽しめる
在庫を多く抱えている倉庫などでは、一日中フォークリフトが動き続けていることがあります。力作業がメインではないので比較的楽な仕事と思われがちですが、車の運転と同じく、フォークリフトを長時間運転していれば当然疲れることもあります。休憩時には体をできるだけ休めるなどして、長時間の運転も楽しめる人は向いているといえるでしょう。
資格・経験
フォークリフト運転技能講習修了証(いわゆるフォークリフト免許)とそのフォークリフトの実務経験です。
【やりがい】スキルアップを実感しやすい
車を運転できるから、フォークリフトも運転できる。そんなことを思っている人もいるのではないでしょうか?
実は、パレットにツメを入れたり、荷物をきれいに積んだりするためには練習が必要です。そこが、フォークリフトの奥深いところでもあり、楽しさを感じられるポイントです。ベテランになると、「スピード」「正確さ」「安全性」のレベルがとても高いのです。上手な人の動きを見ながら、少しづつレベルアップしていくのも楽しみの一つになります。コツを掴めば掴むほど、楽しさを見いだせる仕事です。
【厳しさ】単純作業の嫌いな人
工場や物流倉庫での仕事というのは多くが単純作業です。
一日中、商品の検品やピッキング、ライン作業、箱詰め等をしているとやっぱり人間飽きてしまいます。